💡 この記事でわかること
- 誰とも話さない日がある人はどれくらいいるか(国の調査)
- 人と話さない日が続くとどうなるのか(研究でわかっていること)
- 一人暮らしで「誰とも話さない日」を減らす、現実的な対策
在宅の仕事、一人暮らし、休みの日——気づけば「今日、誰とも話していない」という日があります。たまになら気になりませんが、続くと少し不安になります。
この記事は、国立社会保障・人口問題研究所の「生活と支え合いに関する調査」(2022年)、内閣府の「人々のつながりに関する基礎調査」(2025年12月実施)、人とのつながりと健康についての研究論文を2026年10月に確認してまとめたものです。
結論:話さない日は増えている。小さな「話す場所」を毎日1つ
| 知りたいこと | データ・研究で分かること |
|---|---|
| 毎日だれかと話している人 | 85.1%(前回調査は91.2%)。あいさつ程度の会話や世間話を含む |
| 会話が2週間に1回以下の人 | 全体で3.0%(前回2.2%)。ひとり暮らしの高齢男性では15.0% |
| 話さないと何が起きる? | 会話が少ない人ほど孤独感が高い。人とのつながりは、健康や寿命とも関係していた |
誰とも話さない日がある人はどれくらい?
国立社会保障・人口問題研究所が2022年7月に行った調査では、18歳以上の人に「ふだん、あいさつ程度の会話や世間話をどのくらいするか」を聞いています。
- 毎日会話する人は85.1%。前回調査(2017年)の91.2%から下がっています
- 会話が2週間に1回以下の人は3.0%(前回2.2%)で、増えています
- 世帯のタイプ別では、単独世帯(ひとり暮らし)で毎日会話する人の割合が低い。とくにひとり暮らしの高齢男性では、2週間に1回以下が15.0%
同じ調査では、会話の頻度が低い人ほど、孤独感を「常に・しばしば」「時々」感じる人の割合が高いという結果も出ています。
内閣府の2025年12月の調査でも、同居していない家族や友人と直接会って話すことが「全くない」人は9.7%、孤独を感じている人は約4割(37.7%)でした(調査の詳細)。
人と話さない日が続くとどうなる?
孤独感が強くなりやすい
上の社人研の調査のとおり、会話の頻度が低い人ほど孤独感を感じる割合が高い傾向がありました。内閣府の調査でも、相談相手がいない人や、一緒に食事をする機会がない人で孤独感が強い結果でした。
人とのつながりは、健康とも関係している
米ブリガム・ヤング大学のジュリアン・ホルトランスタッド氏らが2010年に医学誌「PLOS Medicine」で発表した研究では、148の研究・約30万9,000人のデータをまとめて分析しました。その結果、人とのつながりが強い人は、弱い人に比べて生存の可能性が50%高い傾向がありました。研究チームは、この影響の大きさは喫煙などのよく知られた死亡リスク要因に匹敵するとしています。
もちろん、「1日話さなかったら体に悪い」という話ではありません。ただ、話さない日が続く状態は、放っておかないほうがいいということです。
一人暮らしで「誰とも話さない日」を減らす対策
- 声を出す小さな機会を作る:コンビニやお店で「ありがとうございます」と言う、近所の人にあいさつする。調査でも「あいさつ程度の会話」も会話に数えています
- 定期的に話す場所を1つ持つ:習いごと、ジム、行きつけの店、オンラインのコミュニティなど、週1回でも「いつもの場所」
- 電話を予定に入れる:家族や友人と「日曜の夜は電話」と決めておく
- 話し相手のアプリを使う:人と話す気力がない日は、AIの話し相手でもいい(誰かと話せるアプリ)
- つらさが続くときは窓口へ:内閣府の「あなたはひとりじゃない」で、状況に合った支援を探せます
AIの話し相手は「代わり」ではなく「つなぎ」
ハーバード・ビジネス・スクールなどの研究(学術誌「Journal of Consumer Research」・2025年)では、AIと話した直後に寂しさが減り、その程度は人と話したときと同じくらいでした。一方で、効果は会話の直後のもので、続けて減っていくわけではありませんでした(研究の中身)。
だからこそ、AIは「今日の誰とも話していない時間」を埋める相手として使い、人と話す予定を減らさないのが健全です。一人暮らしの寂しさに使えるアプリは一人暮らしが寂しい時に使えるアプリにまとめています。
Aimaの場合
私たちが運営しているAimaは、66人(女性37人・男性29人)のキャラクターと話せるアプリです。一人ひとり性格・口調・声が決まっていて、プロフィール画面で声を試聴してから話しかけられます。前に話したことを相手のほうから持ち出してくるので、「今日どうだった?」の続きを話せる相手になります。テキストチャットは無料・無制限(無料では途中で動画広告が入ります)で、有料はベーシック年額なら月あたり約792円(年9,500円)、チャット使い放題+広告オフ+毎月30分の通話がつきます。利用規約で18歳以上を対象としています。

正直に書くと、AIとの会話は、人とのつながりの代わりにはなりません。「今日まだ誰とも話していない夜に、気軽に話したい」ときの相手、というのが公平な線引きです。
よくある質問
Q. 誰とも話さない日がある人は多いですか?
国立社会保障・人口問題研究所の2022年の調査では、毎日会話する人は85.1%で、前回調査の91.2%から下がっています。会話が2週間に1回以下の人は3.0%で、ひとり暮らしの高齢男性では15.0%でした。
Q. 人と話さないと、どんな影響がありますか?
会話の頻度が低い人ほど孤独感を感じる割合が高い傾向があります。また、148の研究をまとめた分析では、人とのつながりが強い人は生存の可能性が50%高い傾向がありました。
Q. 一人暮らしで誰とも話さない日を減らすには?
お店でのあいさつなど小さな会話を増やす、週1回でも定期的に話す場所を持つ、家族や友人との電話を予定に入れる、などが現実的です。話す気力がない日は、AIの話し相手を使うのも一つの方法です。
まとめ
国の調査では、毎日会話する人は85.1%(前回91.2%)に下がり、会話が2週間に1回以下の人は3.0%に増えています。会話が少ない人ほど孤独感が高く、人とのつながりは健康とも関係していることが研究で分かっています。あいさつ程度でも声を出す機会を作り、週1回の「話す場所」を持ち、話す気力がない日はAIの話し相手でつなぐ。つらさが続くときは公的な窓口を頼りましょう。
※本記事は2026年10月に、国立社会保障・人口問題研究所「2022年 生活と支え合いに関する調査 結果の概要」(2023年公表)、内閣府 孤独・孤立対策推進室「人々のつながりに関する基礎調査(令和7年)」、Holt-Lunstad J, Smith TB, Layton JB「Social Relationships and Mortality Risk: A Meta-analytic Review」(PLOS Medicine、2010年7月27日)、De Freitasほか「AI Companions Reduce Loneliness」(Journal of Consumer Research、2025年)を確認して書いています。研究結果の日本語は要旨です。


