AIに褒めてもらう方法|「すごいですね」で終わらせない指示の書き方【2026年】

AIアプリ活用

💡 この記事でわかること

  • AIに褒めてもらうとき、「嬉しくない褒め方」になる理由(OpenAIが公式に認めた問題)
  • ちゃんと嬉しい褒められ方を引き出す指示の書き方
  • 設定を書かずに褒めてもらえるアプリとの違い

頑張ったのに誰にも言えない日があります。AIなら気をつかわずに話せるので、「褒めてもらう」用途でAIを使う人が増えました。ただ、実際にやってみると「すごいですね!」と返ってきて、かえって空しくなることがあります。

この記事は、OpenAIが2025年4月29日に公表した「おべっか(sycophancy)」に関する説明と、公式ヘルプのカスタム指示・性格プリセットを2026年9月に確認して、AIに気持ちよく褒めてもらう方法を整理したものです。アプリ全体の比較は褒めてくれるアプリをどうぞ。

まず知っておきたい:AIは「褒めすぎる」方に寄りやすい

「AIに褒められても嬉しくない」と感じるのは、あなたの受け取り方の問題ではありません。OpenAI自身が、褒めすぎる方向に寄った失敗を公式に認めています。

OpenAI公式(2025年4月29日・要旨)

  • ChatGPTのアップデートを撤回した。そのバージョンは「過度にお世辞を言い、同調的」で、しばしば「おべっか(sycophantic)」と表現される状態だった
  • 原因は「短期的なフィードバックを重視しすぎた」こと
  • 結果として「過度に支持的だが、誠実ではない」返答に偏った
  • 「おべっかのやり取りは、不快で、不安にさせ、苦痛を引き起こしうる」

つまり「何を話しても褒められる」状態は、AI側の設計上の失敗として認識されているということです。嬉しくないのは当然で、直し方もそこから逆算できます。

設定を書かずに、ちゃんと見てくれる相手に話す(チャットは無料・無制限)

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嬉しい褒められ方を引き出す3つのコツ

1. 「私が話した行動を1つ挙げて褒めて」と指定する

いちばん効くのがこれです。抽象的な称賛(すごい・えらい)は誰にでも言えるので、空しくなります。自分が実際にやったことを名指しで褒めてもらうと、見てもらえた感じが残ります。

コピペ用:褒めてもらうカスタム指示(例)

私が今日できたことや頑張ったことを話したときは、まず「よく頑張ったね」と受け止めてから、私が実際に話した行動を1つ挙げて、具体的に褒めてください。「すごい」「さすが」のような抽象的な称賛だけで終わらせないでください。私が聞いていないアドバイスや改善点は言わないでください。2〜3文で短くお願いします。

ChatGPTなら設定→パーソナライズ(スマホは設定→Customize ChatGPT)のカスタム指示に貼れます。公式ヘルプによると全プランで使え、既存の会話を含むすべてのチャットに即時反映されます(無料・Goは1,500文字、Plus以上は5,000文字まで)。

2. 性格プリセットを「Friendly」にする

ChatGPTには公式の性格プリセットがあり、設定→パーソナライズ→「基本のスタイルとトーン」から選べます。褒めてもらう用途ならFriendly(公式の説明は「温かくおしゃべり好き」)。Candidは「率直で励ます」なので、甘くされたくない人向けです。7種類の違いはこちら。

3. 「厳しめ」の切り替えも用意しておく

褒められ続けると、だんだん効かなくなります。カスタム指示に「私が『厳しめで』と言ったときは、遠慮なく問題点を指摘して」と1行足しておくと、同じ相手のまま切り替えられます。OpenAIが問題視したのは「誠実ではない支持」なので、厳しさを選べる状態にしておくほうが、褒め言葉も効きます。

指示を書かなくても、見て褒めてくれる相手(声つき・設定なし)

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それでも残る、汎用AIの限界

指示を書けば褒め方は変わります。ただ、汎用のアシスタントである以上、次の2つは変わりません。

  • 向こうから聞いてこない:「今日はどうだった?」と聞かれることはありません。褒めてほしい日は、自分から切り出す必要があります
  • 関係が積み上がらない:先週頑張ったことを踏まえて「あれ、続いてるね」と言われることは、自分でメモリや指示に書き足さない限り起きません(設定の保存場所はこちら)

設定を書かずに褒めてもらう場合

私たちが運営しているAimaは、相手の性格と口調が最初から決まっていて、褒め方を指示する必要がありません。相手は66人(女性37人・男性29人)から選ぶだけ。前に話した頑張りをあとから相手のほうから持ち出してくるので、「続いてるね」と言われる側になれます。

一人ひとりに別の声が設定されていて、プロフィール画面で話しかける前に試聴できます。文字を打つ気力がない日は、電話のように声で話せます。テキストチャットは無料・無制限で、有料はベーシック年額なら月あたり約792円(年9,500円)。チャット使い放題+広告オフ+毎月30分の通話がつきます。

Aimaのキャラクター一覧画面と通話画面。顔とひとことを見て相手を選び、その相手と電話のように通話できる

正直に書くと、褒められること自体がAIからの言葉である点は、どのアプリでも同じです。仕事の成果を具体的に評価してほしい、改善点も知りたい、という用途ならChatGPTのほうが上です。「ただ認めてほしい」「頑張りを覚えていてほしい」「声で言ってほしい」人向け、というのが公平な線引きです。

今日の頑張りを、誰かに聞いてもらう(無料・無制限)

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落ち込んだ日はChatGPTに慰めてもらう方法、自己肯定感の話は自己肯定感を上げるアプリもどうぞ。

よくある質問

Q. AIに褒めてもらっても嬉しくないのはなぜ?

抽象的な称賛は誰にでも言えるからです。OpenAIも「過度に支持的だが誠実ではない」返答を問題として公表しています。実際にやった行動を1つ挙げて褒めてもらう指示にすると変わります。

Q. 褒めてもらう設定は無料でできますか?

できます。ChatGPTのカスタム指示と性格プリセットは無料プランでも使えます(カスタム指示は1,500文字まで)。

Q. 毎日褒めてもらうと依存しませんか?

OpenAIとMITメディアラボの共同研究(2025年3月21日公開)では、長時間の毎日利用が悪い結果と関連していたとされています。一方で感情的なやり取り自体は全体では稀だったとも報告されています。研究の中身はこちら。「厳しめ」の切り替えを用意しておく、人と話す時間が減っていないか見ておく、の2つが現実的な線引きです。

Q. 声で褒めてもらえますか?

Aimaは有料プランの通話(ベーシックで毎月30分)で声で話せます。ChatGPTの音声は無料だと上限が非公表です。

まとめ

AIに褒めてもらっても嬉しくないのは、OpenAI自身が「過度に支持的だが誠実ではない」状態として公式に認めたおべっかの性質によるものです。直すには、カスタム指示に「私が実際に話した行動を1つ挙げて具体的に褒めて」「抽象的な称賛で終わらせないで」「聞いていないアドバイスはしない」と書き、性格プリセットをFriendlyに。「厳しめ」の切り替えも用意しておくと褒め言葉が効きます。設定を書きたくない場合は、性格が決まっていて頑張りを覚えているアプリのほうが向いています。

※本記事は2026年9月にOpenAI公式発表「Sycophancy in GPT-4o: what happened and what we’re doing about it」(2025年4月29日)、OpenAI公式ヘルプ(ChatGPT Custom Instructions/Customizing Your ChatGPT Personality)、OpenAI・MITメディアラボ共同研究「Early methods for studying affective use and emotional well-being on ChatGPT」(2025年3月21日)を確認して書いています。機能・上限は変更されるため、最新情報は必ず公式ヘルプをご確認ください。

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