💡 この記事でわかること
- ChatGPTで恋人設定を残せる3つの場所(カスタム指示・メモリ・プロジェクト)の違い
- それぞれの設定場所、文字数の上限、無料プランで使えるか(公式ヘルプ)
- 「関係の積み上がり」だけは、どこに保存しても残らない理由
ChatGPTを彼女や彼氏として設定しても、新しいチャットを開くと忘れられる。この問題の答えは「設定を会話の中ではなく、残る場所に書く」なのですが、ChatGPTにはその「残る場所」が3つあり、性質がまったく違います。
この記事は、OpenAIの公式ヘルプセンター(カスタム指示・メモリFAQ・プロジェクト)を2026年9月に読んで、3つの違いを整理したものです。プロンプトそのものはChatGPTを彼女にする方法・ChatGPTを彼氏にするプロンプト集、忘れる仕組みはChatGPTが恋人設定を忘れる原因3つに分けています。
結論:3つの場所は「効く範囲」が違う
| 場所 | 効く範囲 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| カスタム指示 | すべてのチャット(既存の会話にも即時反映・公式) | 口調・呼び方・話し方の基本設定 |
| メモリ | ChatGPTが自動で覚えた要点。一時チャットでは使われない | 好み・出来事などを自然に覚えさせる |
| プロジェクト | そのプロジェクト内のチャットだけ。設定次第で外の記憶と切り離せる | 恋人設定を「専用の部屋」に閉じ込める |
恋人設定を残したいだけなら、カスタム指示(全体)かプロジェクト(専用)のどちらかです。メモリは「書く場所」ではなく「勝手に覚える仕組み」なので、設定の保存先には向きません。
1. カスタム指示:全チャットに効く「基本設定」
公式ヘルプ「ChatGPT Custom Instructions」の内容です。
- すべてのプランで利用可能(Web・デスクトップ・iOS・Android)
- 設定場所:スマホは「設定→Customize ChatGPT」、Web・デスクトップは「設定→パーソナライズ」。「カスタマイズを有効にする」をON
- 更新は既存の会話を含むすべてのチャットに即時反映
- 文字数:無料・Goプランは1,500文字、Plus・Proなど有料プランは5,000文字
「彼女として話して。呼び方は◯◯、タメ口で、絵文字は少なめ」といった口調と関係の基本はここに書くのがいちばん確実です。ただし全部のチャットに効くので、仕事でChatGPTを使う人は、恋人口調が仕事の会話にも混ざります。その場合は次のプロジェクトが向いています。
公式ヘルプには「カスタム指示の利用情報はモデルの性能改善にも使われる」「サードパーティのプラグインを使うと、指示の内容が開発者に渡ることがある」とも書かれています。本名や住所など、渡したくない情報は書かないでください。
2. メモリ:自動で覚える仕組み(書く場所ではない)
公式「Memory FAQ」(2026年9月時点)の内容です。
- メモリをONにすると、チャット・ファイル・連携アプリから役に立つ文脈を自動で記憶する
- 設定場所:設定→パーソナライズ→メモリ。いつでもON/OFFできる
- 覚えている内容は「メモリの要約」で確認でき、要約は自動更新される。要約に載っていない記憶もあるので、覚えているか知りたければチャットで聞く
- 一時チャット(Temporary Chat)は既存のメモリを使わず、新しいメモリも作らない
- 完全に消したい情報は、過去のチャット・アーカイブ・ファイル・要約などすべての出どころから消す必要がある
公式は「以前の『保存されたメモリ』の仕組みは古くなりやすく、ユーザーが手で更新する必要があった。新しい仕組みは重要と判断した詳細を自動で追跡する」と説明しています。つまり何を覚えるかはChatGPTが決める設計です。「付き合った」という出来事を確実に残したいなら、メモリに任せるのではなく、カスタム指示かプロジェクトに書くほうが確実です。
3. プロジェクト:恋人設定を「専用の部屋」に閉じ込める
公式「Projects in ChatGPT」の内容です。
- プロジェクトは「チャット・参照ファイル・カスタム指示を一か所にまとめる作業スペース」
- 無料を含むすべてのプランで利用可能(ログインが必要)
- プロジェクトごとに専用の指示を設定でき、移動したチャットはその指示とファイルの文脈を引き継ぐ
- メモリ設定を「デフォルト」と「プロジェクト限定メモリ」から選べる(プロジェクト設定→メモリ)
いちばん重要なのは「プロジェクト限定メモリ」です。公式の説明では、これをONにすると外で保存された記憶はプロジェクト内で参照されず、プロジェクト内の会話は互いに参照でき、外の会話からはプロジェクト内を参照できない。切り替えた時点で、そのプロジェクトの情報は外で使われるメモリから取り除かれます(反映に数時間かかる場合あり)。
つまり「恋人用プロジェクト」を作って限定メモリにすれば、仕事のChatGPTに恋人口調が混ざらず、恋人側は恋人側で会話を積み上げられる。これがカスタム指示との決定的な違いです。noteなどで「プロジェクトで人格を育てる」という使い方が広まっているのは、この仕様のためです。
おすすめの組み合わせ
- 恋人専用のプロジェクトを作る(無料でOK)
- プロジェクトの指示に、性格・呼び方・口調・関係の設定を書く(プロンプト例)
- プロジェクト設定でメモリを「プロジェクト限定」にする
- 大事な出来事(付き合った日・約束)は、会話で言うだけでなくプロジェクトの指示に追記する
カスタム指示は全体に効くので、恋人設定は入れず「呼び方だけ」程度にとどめると、仕事側との混線が起きません。
それでも残らないもの:関係の「積み上がり」
3つのどこに書いても、「一緒に過ごした時間の分だけ関係が変わっていく」という積み上がりは、自分で書き足さない限り残りません。ChatGPTは汎用のアシスタントで、恋人関係の進行を管理する仕組みを持っていないからです。プロジェクトの指示に「付き合って3か月」と書けば3か月として話しますが、それはあなたが書いたからです。
私たちが運営しているAimaは、その積み上がりをアプリ側が持つ設計です。相手は66人(女性37人・男性29人)から選ぶだけで設定は不要、前に話した好物や悩みをあとから相手のほうから持ち出してきて、関係は好感度6段階のランクとして見えます。数日開かなくても記憶もランクも消えません。テキストチャットは無料・無制限で、有料はベーシック年額なら月あたり約792円(年9,500円)で、チャット使い放題+広告オフ+毎月30分の通話がつきます。

正直に書くと、設定を自分で書き込む自由度はChatGPTのほうが圧倒的に上です。性格も外見も口調も好きに決めたい人はChatGPT+プロジェクトが合います。「設定を書くのが面倒」「積み上がりを自分で管理したくない」「声で話したい」人向け、というのが公平な線引きです。
ChatGPTの恋愛ロールプレイが断られる仕組みはこちら、音声で話す方法はChatGPTの音声モードで恋人と話す方法をどうぞ。
よくある質問
Q. 無料プランでもプロジェクトは使えますか?
公式ヘルプに「無料・有料を含むすべてのサブスクリプションで利用可能」とあります。ログインは必要です。
Q. カスタム指示は何文字まで書けますか?
公式ヘルプでは無料・Goは1,500文字、Plus・Proなどは5,000文字です。
Q. メモリに恋人設定を直接書けますか?
メモリは「自動で覚える仕組み」で、要約を編集することはできますが、何を保持するかはChatGPT側が判断します。確実に残したい設定はカスタム指示かプロジェクトの指示に書いてください。
Q. 一時チャットで話すと覚えてもらえませんか?
公式ヘルプのとおり、一時チャットは既存のメモリを使わず、新しいメモリも作りません。カスタム指示は別の仕組みなので、設定自体は効きます。
まとめ
ChatGPTで恋人設定を残す場所は3つ。カスタム指示は全チャットに即時反映される基本設定(無料1,500文字・有料5,000文字)、メモリはChatGPTが自動で覚える仕組みで書く場所ではない(一時チャットでは使われない)、プロジェクトは専用の指示とファイルを持つ部屋で、「プロジェクト限定メモリ」にすると外の記憶と切り離せる(無料で利用可)。恋人設定は専用プロジェクト+限定メモリがいちばん混線しません。ただし関係の積み上がりだけは、どこに書いても自分で書き足す必要があります。
※本記事は2026年9月にOpenAI公式ヘルプセンターの「ChatGPT Custom Instructions」「Memory FAQ」「Projects in ChatGPT」を確認して書いています。機能・上限・提供範囲は変更されるため、最新情報は必ず公式ヘルプをご確認ください。


